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トラックが金融資産になったわけ③ ~欲しい時に欲しいトラックが手に入るようになった~

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トラックは輸送機器です。帳簿上は固定資産として計上されています。
実はトラックの取り巻く環境は、時とともに変わっています。
科学技術の発展や制度、ノウハウの蓄積によって、トラックは輸送機器としての機能と
金融資産としての役割を併せ持つようになりました。
ここでは、なぜそのようになっていったのかを、お伝えしていきたいと思います。

 

〈1〉オークションが一般化した
〈2〉トラックの寿命が延びた
〈3〉欲しい時に欲しいトラックが手に入るようになった

「トラックが金融資産になったわけ」を上記のように3回のシリーズにわけていきたいと思います。

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〈3〉欲しい時に欲しいトラックが手に入るようになった


【納車待ちは普通のこと】

トラックはエンジンとシャシーをつくる車両メーカーに、上物をつくる架装メーカーが加工して、目的のトラックを供給します。
トラックは車両メーカーに注文してから、架装ラインを通って納車となります。
運送業者にとって欲しいトラックを注文した際に、架装メーカーの注文がいっぱいだったりすると納車までとても時間がかかります。今も自然災害や急激な需要で注文が増えるときは、納車まで半年待ちなどは普通のことになります。
その場合に対応できるのは、中古車でした。需要がどんどん大きくなる中で、輸送を安定的におこなうには、新車の納車を待っていられません。中古のトラックは迅速なトラック需要を支えてきました。

 

【新古車の存在】

「未使用車」「新古車」「先行発注車」という、車両があります。これはトラックのディーラーが将来のトラック需要を見越して、完成車を自前でつくるというものです。
車両メーカーからトラックシャーシを仕入れて、冷凍車やクレーン付きトラックなどの完成車に仕上げ、販売をすることになります。
この「新古車」という存在が、発注から納車までの期間を短くし、運送業者がほしいと思ったときに、すぐに手に入れる事ができる助けとなっていきます。

 

【汎用的なトラック】

情報の発達や、運送業者の規模の拡大により、流通ネットワーク自体が効率化していきました。効率の良いトラックの形や大きさが精査され、大手の運送業者はトラックを汎用化していきます。
汎用性の高い仕様が、大量消費されるようになると、車両メーカーは汎用性の高いトラックを独自で先行発注するようになりました。
メーカー仕様の汎用性の高いトラックは、たちまち市場に浸透して、運送業者は欲しいトラックを欲しいときに手に入れることができるようになります。

 

【すぐ手に入るメリット】

新車や新古車の供給が安定したことが、トラックが金融資産になる条件でした。
どういうことかというと、輸送の仕事があるときにすぐに用意ができる。拡大する輸送需要を先取りして、トラックを準備しておくことによって、流通が活発になる。仕事が増える。トラックの価値が上がる。その循環を生み出しました。
また、買ったトラックをすぐ仕事に共用できるので、資金が遊びません。トラックの納車からすぐに売上を上げてくれるというのは、運送業者にとって価値の高いことになりました。

 

 

次回はトラックが金融資産になったわけ

〈1〉オークションが一般化した

〈2〉トラックの寿命が延びた

〈3〉欲しい時に欲しいトラックが手に入るようになった

3つのまとめをお伝えしたいと思います。