【運送業は安定事業？】

ヨシノ自動車は60年以上にわたって、トラックを販売しているそうです。
創業時から何代にもわたってお付き合いしている、運送業者さんもあれば、
最近、緑ナンバーをとったばかりのお客様もいらっしゃいます。
10年たてば事業自体が陳腐化するこの社会の中で、
運送業はほぼその形態を変えず、今に至ります。

しかも、輸送費もトラックの金額も、ゆっくりと変化していて、
運送業として成り立つようにだいたいおさまっています。
つまり運送業が事業として必ず必要なので、ドライバーの最低賃金は守られる計算です。

そのような社会に必要不可欠な物流業界において、つぶれる会社も毎年多くあります。
なぜでしょうか？

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【魅力は借り入れのしやすさ】

それは、借り入れです。

運送業はドライバーと運送の仕事、トラックで成り立っています。
ドライバーと運送の仕事があるならば、トラックを持つのは結構簡単です。
金融機関がお金を貸し出し、トラックを買わせてくれるのです。

運送業者の生命線はドライバーと運送の仕事の確保です。
そして、トラックというお金の借りやすいもので、レバレッジをかけていきます。
そのバランスが壊れたときに、タイミングが悪ければ倒産ということになります。

逆に言うと、運送業には魅力があります。
仕事と人があれば、規模を拡大し放題ということになります。
経営が上手な運送業の経営者は、
仕事とドライバ－の獲得バランスがとても上手な人とも言えます。