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[ 自動車の税制について ] 消費増税にあわせて新しい税金の仕組みを紹介します

 

まもなく消費税率が10%となってしまいます。。。それに伴い、自動車に関する税金もいろいろと変化があるようです。ただ、乗用車のことを書いてある記事は、よく目にしますが、残念ながら肝心のトラックに関する情報がとても少ないことに気づきました。そこでトラックだけの変更点をまとめてみました。

 

まずはトラックの登録の際にかかる税金を新車の場合と中古車の場合にわけて見ていきましょう。

 

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Contents

◆登録時に必要な税金


~新車トラック登録時の税金関係(9月30日まで)~

消費税・・・8%

自動車税・・・積載量に応じた金額

重量税・・・車両総重量に応じた金額

取得税・・・車両の取得価格に応じた金額(自家用は3% 営業用は2%)

 

~車検付き中古トラック登録時の税金関係(9月30日まで)~

消費税・・・8%

取得税・・・車両の取得価格に応じた金額(自家用は3% 営業用は2%)

自動車税は自動車税相当額として販売店に月割り分を支払う場合があります

 

これから消費税が10%になると自動車の税金はどのようになるかを見ていきましょう。

 

 

 

~10月以降に新車トラックを登録~

消費税・・・8%⇒10%

自働車税(種別割)・・・積載量に応じた金額(これまでと変更なし)

重量税・・・車両総重量に応じた金額(これまでと変更なし)

取得税・・・廃止

環境性能割・・・燃費性能の達成状況に応じた割合課税(0~3%)

※先進安全自動車(ASV)に対する税制特例が適用されることがあります(後述します)

 

~10月以降に車検付き中古トラックを登録~

消費税・・・8%⇒10%

取得税・・・廃止

環境性能割・・・燃費性能の達成状況に応じた割合課税(0~3%)

※先進安全自動車(ASV)に対する税制特例が適用されることがあります(後述します)

自動車税は自動車税相当額として販売店に月割り分を支払う場合があります

 

簡単にまとめると、10月以降は消費税が2%上がりますが、一方で取得税は廃止されます。そのかわりに新たに環境性能割という税金がかかります。環境性能割の税率は、自動車の燃費性能等に応じて自家用ナンバーの場合は0~3%、営業ナンバーの場合は0~2%になります。

 

◆環境性能割とは


環境性能割とは燃費性能に応じて税率が変わります。つまりは燃費がよければよいほど税が軽減される仕組みになっています。燃費の達成状況に応じて税率が変わります。では税率の決め方を次に見ていきましょう。

燃費性能は排ガス記号を調べると簡単に分かります。車検証の「型式」という欄に「2KG-〇〇〇〇〇〇」や「BKG-△△△△△△」といったアルファベットが記載されています。この―(ハイフン)の前の部分を下記の表に当てはめると税率が分かります。表に記載のない型式は未達成となり自家用3%、営業用2%の税率がそれぞれ適用されます。

 

 

これから購入しようとするトラックの車検証の排ガス記号を、上の表に当てはめてください。環境にやさしい「2SG」や「2RG」などは非課税であることが分かります。平成27年度燃費基準にたいして+15%と+10%は非課税!達成率+5%で自家用は1% 営業用は0.5%の課税率となり、基準達成で自家用2%営業用1%となります。また未達成の場合は自家用3%営業用2%となります。この表では「2DG」という型式が未達成になっていますが、この表に記載がない型式も同様に未達成となります。

 

◆先進安全技術とは


★先進安全技術を搭載したトラックには特例があります!!

先進安全自動車(ASV)に対する税制特例が延長されます。衝突被害軽減ブレーキ・車両安定性制御装置・車線逸脱警報装置を備えたトラックについて環境性能割の特例として、2021年3月末まで措置されます。

※ASV・・・Advanced Safety Vehicle の略で先進技術を利用してドライバーの安全運転を支援するシステムを搭載した自動車を指します。

 

対象車両は車両総重量3.5トン超から22トン以下のトラックとなります。

衝突被害軽減ブレーキ(AEBS)、車両安定制御装置(EVSC)、車線逸脱警報装置(LDWS)これらの装置の、ついている個数や車両総重量の条件により最大で525万円までの取得価額からの控除が受けられます。

詳しくは下記の表をご覧ください

 

(国土交通省HPより抜粋)

 

装置の装着数と車両総重量を上の表に当てはめると、控除金額が分かります。車両取得価額から控除価額を引いた金額に先ほどの税率をかけると支払うべき税額がわかります。対象車両は22トン車までとなりますので、それよりも大きいサイズの大型トラックは適用外になりますので注意が必要です。

 

 

先進安全技術の概要は次の通りです。

《衝突被害軽減ブレーキ:AEBS》

カメラやレーダーなどで前の自動車を検知して、追突する恐れがある場合には、音や警告灯などでドライバーに警告してブレーキ操作による衝突回避を促し、さらにブレーキ操作が無くこのままでは追突が避けられないとシステムが判断した場合には、被害を軽減するために自動的にブレーキが作動します。

 

《車両安定性制御装置:EVSC》

車輌の横滑りの状況に応じて、制動力や駆動力を制御し、横滑りや転覆を防止します。

 

《車線逸脱警報装置:LDWS》

車のカメラが車線の位置を認識して、自動車が車線からはみ出しそうになった場合やはみ出した場合に、音や警告灯などでドライバーに知らせます。

 

これらの先進安全技術を搭載したトラックを選べば、税金も安くなり、また事故も減ることにつながります。トラックを購入される際にはぜひこの記事を思い出してください(笑)

 

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