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ボルボ トラック

[ ベーパーロック現象について ] ブレーキが効かなくなるって本当?

 

ベーパーロック現象という名を聞いたことがありますか?名前の由来は、ベーパーロックのvaporが英語で「蒸気」という意味があり、蒸気によって制動力の伝達がロックされることをさしています。

こちらの記事では、車のブレーキが効かなくなるベーパーロック現象と、同じようにブレーキの効きが悪くなるフェード現象についても解説していこうと思います!!

 

 

■ブレーキシステムの仕組み


足元のブレーキペダルを踏んだ力は、ブレーキブースターによって力が増し、マスターシリンダーによって液圧・油圧に変換されます。

その圧は、ブレーキオイルで満たされている配管を通り、4つの車輪に装着されているピストン(ブレーキ内)を押す力となります。

ピストンは、ブレーキパッドをディスクローター(車輪とともに回転する)に押し付けます。

ブレーキパッドがローターを両側からはさんでローターに押し付けることで、車輪の回転が止まり、車が減速・停止する仕組みになっています。

 

 

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■ベーパーロック現象とは?


よく、山道などを走行している時に「エンジンブレーキを使用してください」なんて注意書きみたことありませんか?坂道を下るときなど、フットブレーキを使いすぎると、摩擦で起きた熱がブレーキフルード(ブレーキ液)に伝わり、ブレーキフルード(ブレーキ液)が沸騰し、気泡が発生してしまいます。気泡が発生すると、ブレーキペダルによって発生した油圧がブレーキフルード(ブレーキ液)に伝わらず、ブレーキが効かなくなってしまいます。この現象をベーパーロック現象と呼びます。

もし、走行中にブレーキが効かないなんてことが起きたら・・・・・・(;´・ω・)わたしはパニックになってしまいます(>_<)!

 

★もう1つのベーパーロック現象の要因

ブレーキフルード(ブレーキ液)はブレーキペダルからの油圧をブレーキ装置に伝える大事な役割のある液体です。ボンネットを開けると、ブレーキフルード(ブレーキ液)はリザーバタンクに入っていて、簡単に量を確認できるので、液量とついでに液の色をチェックするようにしましょう。

液の色ですが、正常な場合は飴色で、劣化するにつれて茶色っぽい色へ変わっていきます。交換の目安は2年に1度らしいです!!

 

 

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■ブレーキの効かなくなるフェード現象って?


フェード現象も下り坂などでフットブレーキを使いすぎると、ブレーキが効かなくなる現象です。ブレーキが効かなくなってしまうという点はベーパーロック現象と同じですが、原因が違います!

フットブレーキを使いすぎるとブレーキパッドが高温になり、摩擦材の熱分解で発生したガスの膜がブレーキローターの間に挟まり、摩擦力が減り、ブレーキの効きが悪くなるのをフェード現象と呼びます。

 

 

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■ベーパーロック現象を防ぐには


 ★長い下り坂ではエンジンブレーキを使用してください!

長い下り坂に入る前は低速ギアにして、減速するようにしましょう。そして、走行中はエンジンブレーキを多用するようにしましょう。

 

★ブレーキフルードは定期的に交換

ブレーキフルードは交換するのを忘れると、経年劣化で空気中の水分を吸収するため、沸点が下がってしまい、ベーパーロック現象を起こしやすくなってしまいます。ブレーキフルードの劣化には注意しましょう!!

 

 

ABSについて


ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)は、自動車やバイクなどの車両に搭載される安全装置の一つです。急ブレーキをかけた際に、車輪がロックすることを防ぎ、車両の操縦性を保つことが目的です。車輪がロックすると、タイヤと路面の摩擦が変化して車両の制御が難しくなるため、ABSはその危険を回避します。

 

 

仕組み


ABSは、車輪の回転速度をセンサーで監視し、急激な減速が検知されると、自動的にブレーキ圧を調整して車輪がロックしないように制御します。これにより、タイヤが滑るのを防ぎつつ、ドライバーがステアリングで車両の進行方向を維持できる状態を保ちます。

 

 

 

~ ~ ~ まとめ ~ ~ ~

ベーパーロック現象、フェード現象ともに、フットブレーキを多用することで起来てしまいます。走行中、減速する際、停車する際、フットブレーキはなくてはならないものですが、長い下り坂ではエンジンブレーキを使うことを意識しましょう!!

 

 

 

 


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