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ヒアブ付きトラックのメンテナンス方法や必要な免許は?

「トラック ヒアブ」(HIAB)は、荷物を積み下ろしするためのクレーンが装備されたトラックを指します。ヒアブクレーンは、通常トラックの後部または荷台の前に取り付けられており、建設資材や機械の運搬、コンテナの積み下ろしなどに使われます。特徴としては、油圧によってアームが伸びたり回転したりするため、狭い場所でも効率よく荷物の移動ができる点があります。そんなヒアブトラックについて解説しています!

 


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ヒアブのメンテナンス方法について


ヒアブクレーン付きトラックのメンテナンスは、機器の長寿命化と安全な操作を確保するために非常に重要です。メンテナンスを怠ると故障や事故の原因になりかねません。以下に、ヒアブクレーンのメンテナンス方法を説明します。

1. 日常点検

毎日の使用前後に基本的な点検を行うことで、異常や問題を早期に発見することができます。

  • 油圧システムの点検
    クレーンの油圧は重要な部分です。油圧ホースや接続部に漏れがないか確認し、必要に応じて修理や交換を行います。
  • ブーム(クレーンのアーム)の目視点検
    ブームに亀裂や曲がりがないか、また接合部やピンに摩耗や損傷がないかを確認します。
  • ワイヤーやチェーンの点検
    ワイヤーロープやチェーンの摩耗、錆び、亀裂がないかをチェックし、必要に応じて交換します。

2. 油圧オイルの管理

油圧オイルはクレーンの動作にとって不可欠です。油圧オイルの劣化や不足は、クレーンの動作不良につながるため、以下の点に注意しましょう。

  • オイルレベルのチェック
    定期的に油圧オイルのレベルを確認し、必要に応じて補充します。
  • オイルの交換
    メーカーの推奨に基づいて、定期的に油圧オイルを交換します。オイルが汚れている場合や劣化が見られる場合は、早めの交換が必要です。

3. グリスアップ(潤滑)

クレーンの可動部(関節部やピン部)は、摩耗を防ぐために定期的にグリスアップする必要があります。これにより、滑らかな動作が保たれ、部品の摩耗が防げます。

  • 各可動部分へのグリスの注入
    ジョイントやブームの接続部分に定期的にグリスを塗布します。グリスの不足は摩耗を早める原因となるため、使用頻度に応じて適宜補充します。

4. フィルターの交換

油圧システムにはフィルターが組み込まれており、油圧オイルの清浄度を保つ役割を果たします。これらのフィルターが詰まると、油圧システムに負担がかかり、性能が低下します。

  • 油圧フィルターの定期的な交換
    オイル交換の際には、フィルターも一緒に交換するのが一般的です。

5. 電気系統の点検

ヒアブクレーンは電気系統によって操作される部分が多いため、定期的に電気系統の点検を行うことも重要です。

  • リモコンや操作パネルの動作確認
    リモコン操作がスムーズに行えるか、また異常がないかを確認します。バッテリーや配線の劣化にも注意が必要です。

6. ボルト・ナットの締め直し

使用頻度が高いと、クレーンやトラックのボルトやナットが緩むことがあります。緩みは故障や事故の原因となるため、定期的に締め直しを行います。

  • ブームやベースの接続部のボルトの確認
    クレーンの主要な接続部分がしっかり固定されているかを確認し、必要に応じて締め直します。

7. 定期点検と専門的なメンテナンス

ヒアブクレーンは複雑な機械であるため、メーカーや専門業者による定期点検やメンテナンスも重要です。

  • メーカー推奨の点検スケジュールに従う
    ヒアブクレーンの使用年数や使用状況に応じて、メーカーの指示に従って定期点検を受けることが重要です。特に安全装置や制御システムに異常がないか確認します。

8. 清掃

クレーンやトラック自体も定期的に清掃を行うことで、汚れや異物が部品に詰まるのを防ぎます。

  • 外部の泥や埃の除去
    特に油圧シリンダーや可動部分に泥や汚れが付着すると、動作不良の原因になるため、こまめに清掃します。

適切なメンテナンスを行うことで、ヒアブクレーンの寿命を延ばし、安全な作業環境を維持することができます。また、メーカーの取扱説明書やメンテナンスガイドラインに従うことが推奨されます。

 

 

必要な免許について


ヒアブクレーン付きトラックを操作するためには、以下の免許が必要です。操作するクレーンの種類やトラックの総重量に応じて、取得すべき免許が変わります。

1. 大型自動車免許

ヒアブクレーン付きトラックの運転には、トラック自体の重量に応じた運転免許が必要です。

  • 中型自動車免許:車両総重量が7.5トン以上、11トン未満のトラックを運転する場合に必要です。積載量や乗車人数の条件にも依存します。
  • 大型自動車免許:車両総重量が11トン以上のトラックを運転する場合に必要です。

2. 移動式クレーン運転士免許

ヒアブクレーンの操作には、クレーンの吊り上げ能力に応じて免許が必要です。

  • 移動式クレーン運転士免許:吊り上げ能力が5トン以上のクレーンを操作する場合に必要です。この免許は、クレーンの操作だけでなく、安全管理の知識も必要とされます。

3. 小型移動式クレーン運転技能講習修了証

吊り上げ能力が1トン以上5トン未満のヒアブクレーンを操作する場合には、この技能講習の修了証が必要です。移動式クレーン運転士免許よりも簡単な講習ですが、法的に必要な資格です。

4. 玉掛け技能講習修了証

クレーン作業において、荷物を吊り上げるために「玉掛け」(吊り具の取り付けや取り外し)を行う作業には、この資格が必要です。玉掛け作業は、クレーン操作と同様に安全性を確保するために重要な役割を果たします。

  • 玉掛け技能講習修了証:吊り上げ荷重1トン以上の作業を行う場合に必要です。

5. フォークリフト運転技能講習修了証(場合により)

ヒアブクレーンの運転作業にフォークリフトを併用する場合には、フォークリフトの運転技能講習を修了していることも求められる場合があります。フォークリフトで荷物を運ぶ際は、この資格が必要です。

まとめ

ヒアブクレーン付きトラックを運転・操作するためには、トラックの運転免許に加えて、クレーンの吊り上げ能力に応じたクレーン免許や玉掛け資格が必要です。トラックの重量やクレーンの能力に応じて、適切な免許・資格を取得することが重要です。

 

 

 

 


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