- 投稿日:2024年07月20日 7時30分
ガソリンや灯油、水などの液体を運ぶために作られた、大きなタンクをもっているトラックです。ここでは、タンク車がどんなトラックなのか、どういう物を運んでいるのかなどを紹介しています。
■タンク車とはどんな車?
タンク車は、トラックの荷台に油槽(タンク)が載っている車のことです。そのタンクには主に、ガソリン・灯油などの石油系や液体・気体・粉体などを入れることが出来ます。他には、消防車の水槽付もタンク車と呼んだりします。消防法では、危険物を輸送するタンク車を移動タンク貯蔵所と呼んでいます。
タンクの中は何室かに分かれていて、その室ごとに軽油・ガソリンなど種類の違う物も独立して積むことが出来ます。積む場所や順番などは決まっていなくて、ドライバーの方の判断で決まります。ただ、混載看板と言って、灯油・軽油・ガソリン・重油を積み分ける際に、各室に積んである物を明確に表示する必要があります。
完成検査済証の有効期限が切れてしまった場合、かなり手間のかかる作業をすることになります。(水張り検査、水圧検査など)
■タンク車の構造・素材
★構造
・消防法で、タンクの厚さは鋼板で3.2mm以上のものを使用することが義務付けられてます。
・圧力タンクについては最大常用圧力の1.5倍の圧力、それ以外のタンクは70kPaの圧力で10分間行う水圧の試験において、漏れや変形しないものでなければいけない。
・危険物を入れているタンク車の容量は最大30,000リットル以下です。必ず4,000リットルごとに仕切り板を入れる必要があります。一室の容量が2,000リットル以下の場合はタンク室に防波板を入れなければいけません。ちなみに、危険物が載っていないタンク車は防波板をつけなければいけないなどの決まりはありません。
・高圧ガスを載せているタンク車は、可燃ガスが最大18,000リットル未満、毒ガス(アンモニアを除く)が最大8,000リットル未満になっています。
・移動貯蔵タンク下部に排出口を設ける際には、排出口に底弁を設けるとともに、原則として非常事態に備え、その底部に自動閉鎖装置か、手動閉鎖装置を設ける必要があります。
★材質
タンクに使っている素材についてですが、高張力鋼や溶接組み立ての普通鋼が主流です。理由は高圧に耐えることができ、積み荷の漏えいや化学変化を防ぐことが目的とされているためです。他には、アルミニウム・チタン・ステンレス・FRPの素材を使うこともあります。
★緊急停止レバー
荷卸しをしている際に、緊急事態が発生した時、「緊急停止レバー」を引けば全室のタンク底弁を一度に閉鎖することが出来ます。また、車両火災が起きた場合、ヒューズが切れて自動的に底弁が閉まるようになっています。
★タンク車の主な積み荷
・石油類
・科学薬品
・劇薬類
・飲料水
・食品等(牛乳・はちみつなど)
★タンク車の種類
・燃料タンク車
・消防タンク車
・水タンク車
・給水タンク車
・集乳タンク車
■タンク車のボデーのメーカー
・日本トレクス株式会社
・日本車両製造株式会社
・株式会社モリタエコノス
・極東開発工業株式会社
・新明和工業株式会社
・東邦車両株式会社
【保険】
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