- 投稿日:2021年12月17日 10時18分
冬のシーズンでは、雪道に遭遇することもあるかと思います。何も知らずにノーマルタイヤで走行するドライバーは少ないと思います。ですが、ここでは改めて確認!ということも含めて、雪道のどんなところが危険か、どんな対策をしたらいいかを解説していきます!!
Contents
■雪道に潜む危険とは?
トラックで雪道を走るときに知っておくべきことは、タイヤの特徴です。雪道が滑りやすいことは皆さんご存じかと思いますが、それはタイヤが持っている性能と関係があります。
普段、そんなに深く考える事はないのですが、タイヤは道路を円滑に走ること、ブレーキをかけたときに止まること、車体の方向を変えるときに車体を安定的に保つなど、大切な役割を果たしてくれているのです。
ですが、雪道になると通常時の路面と比べて、タイヤと路面の摩擦力が大きく低下します。摩擦力が低下してしまうと、タイヤが本来持っている性能を発揮することができず、雪道で滑ってしまったり、ハンドルでの操作が出来なくなってしまいます。またトラックの場合、乗用車に比べて車両が大きく、車両総重量も重くなります。ブレーキをしてから止まるまでの距離は、トラックの重量や、出していたスピードが関係してきますが、雪道だと危険性が増します。事故などの被害も大きくなりやすいです。雪道での正しい知識を知ることで、いくつか対策することができるので、次の記事より紹介していきたいと思います。
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■トラックの雪道対策は何ができる?
トラックで雪道を走行する際、何か対策はしていますか?何も対策せず、チェーンもつけず、ノーマルタイヤで走るなど、危険行為になります!!絶対にやめましょう!!
★スタッドレスタイヤへ交換
雪道をノーマルタイヤとスタッドレスタイヤで走行した際の制動距離についての実験が、JAF(日本自動車連盟)で行われました!
≪ノーマルタイヤ≫ 29.9m
≪スタッドレスタイヤ≫ 17.3m
スタッドレスタイヤをはいていたとしても、雪道でブレーキはすぐにかかりません。結果を見ていただくとわかるように、ノーマルタイヤでの雪道走行はそれ以上にブレーキがかかりにくいです。冬のシーズン、天気予報をしっかり確認して、雪道を走行する際は必ずスタッドレスタイヤにはきかえてから出かけるようにしましょう!!
★タイヤチェーンの装着
雪道を走行する際、もしスタッドレスに交換しない場合は、タイヤチェーンを装着しなければいけません。タイヤチェーンには金属のもののほかに、ゴム等でつくられている非金属タイプのものもありますが、重量物を運ぶトラックは金属のケーブルチェーンをおすすめします!理由は、耐久性があることと、価格が比較的安いということです。
スタッドレスタイヤをはいていても、タイヤチェーンを装着することは雪道を走る際に有効となるので持っておくといいと思います。ダブルで対策してたらなんとなく安心度増しますね♡(*´▽`*)♡
★荷物の積み方に注意
たくさんの荷物を乗せて走るトラック。積み方次第で、トラックのタイヤにかかる重心が変わってきます。考えたことなかった~(;O;)
トラックで雪道走行の際、危険な荷物の積み方は、荷台前方に固めて積み込んでしまうことだそうです!逆に上手な積み方は、重さの重心がどこかに偏らないように、全体的に均等に積むのがコツみたいです!!雪道を走行する際は、凹凸が激しい道を通ることもあると思います。通常通りの積み方だと荷物がつぶれてしまう事も予想されます。そのため、走行中に荷物が動かないようにするのも重要になってきますね!!
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■雪道をトラックで走行するときの注意点
雪道を走行する際、走り方にもポイントがあります!!こちらで紹介していこうと思います(^^)/
★急発進・急停車は絶対禁止
雪道での急発進・急ブレーキは絶対NGです。理由は予想できると思いますが、タイヤが滑って前に進むことができなくなったり(タイヤが空回りすることも)、ブレーキがうまく動作せず止まりたい箇所で止まることができなくなってしまうためです。上記でも説明してきましたが、雪道ではタイヤと路面の摩擦力が非常に低下します。直進していても安定性がなくなるくらいなので、急な動作をしないように運転してください。またハンドル操作も雪道では、思ってるよりも慎重に行うよう心がけてください。
★速度は控えめに
雪が積もると除雪機が稼働しますが、除雪しても雪はどんどん降ってくるので、完璧な除雪は難しいものです・・・。そんな中、雪がない通常の路面と同じ速度で走ってしまうと、ブレーキをかけてもすぐに停車することが出来ず、大事故を起こしてしまうかもしれません。雪道ではスピードを控えめにしましょう!!時間に余裕がないときにスピードを出しがちです。余裕を持った時間で行動するようにしましょう。
★車間距離を意識する
雪道の走行が危険なのは、トラックだけでなく乗用車も一緒です。自分が気を付けていても、もらい事故を受ける可能性もあります。
例えば、前の車がスリップし走行できなくなったとした場合、走行中に車間距離が十分とれていれば避けられる事故も、車間距離がつまっている状態じゃ避けるにも難しくなると思います。また、ブレーキをかけたタイミングで路面が凍結してることも考えられます。気づいてからでは遅いので、十分に車間距離をあけ、自分で自分を守りましょう!
■特に危険な場所は?
雪が降って、次の日に晴れたりすると積もった雪が解けて水になります。その水が夜になると氷点下の気温の影響で凍ります。この路面が凍っている状態をアイスバーンと呼びます。また、積もった雪が車やトラックにより押し固められ、滑りやすくなった状態の事も同じくアイスバーンと呼びます。雪のように、道路が白くなく、透明の氷のような状態なので夜は特に分かりにくいです。かなーり、滑りやすい状態となるので気を付けて運転してください。
また、水分を多く含む雪が道路に積もると、シャーベット状になり、これもかなーり滑りやすい状態なので注意してください!(__)
■運転前にチェック!
★荷台や屋根の雪は降ろしてから出発!
荷台や屋根に雪が積もったまま走行すると、ブレーキをかけたときに雪でフロントガラスが覆われてしまう可能性があります。危険です!雪は降ろしてから出発しましょう!
★日常点検をいつもより念入りに
気温が低下するとフロントガラスが凍ったり、ウォッシャー液がでなかったり、エンジンがかからない!といった場合もあるでしょう。乗ったらすぐに始動するのではなく、いつもより長い時間をかけて点検を行ってください!
例えば・・・雪でマフラーはふさがれてませんか?マフラーがふさがれていると、排気ガスが外へ排出されず中にガスが溜まってしまいます。それを知らずに乗車してしまうと一酸化炭素中毒になりかねません。
■雪が降る前に準備できること
下記のものは大雪が降った時にも対応することができるので、トラックに積んでおくことをおすすめします!!
★雪を降ろすためのスコップ
スコップは、ホームセンター等で簡単に手に入れることができますが、大雪の予報があった場合は買う人が増えて品切れになる場合もあるので、早めの準備をしておきましょう!
★軍手
雪が降っているということはかなり気温が低くなっていると思います。素手でスコップを使って雪かき・雪降ろしをするのはとても大変です。1つは常備しておきましょう。
★長靴
靴では雪が中に入ってきてしまうので、長靴で作業するとことをおすすめします!
★懐中電灯
日が暮れた時間帯でチェーンを付けたくなった際などに重宝します。急なトラブルにも活躍するアイテムだと思うので必須アイテムとして常備しておきましょう!
★解氷スプレー
毎年スノーボードで行っていた雪山でフロントガラスが凍ってしまう事、よくありました!こんなスプレーあるの知らなかった・・・
★いらない毛布・布団等
雪でタイヤがはまってしまった際に活躍します!!もしもの時にもっていなかったら、フロアマットを活用してください!!
これらのアイテムを常備し、万全の態勢で冬を乗り越えましょう!!!!トラックが雪道で進めなくなる可能性も視野に入れておくことが、雪道対策といえます(*´▽`*)
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■緊急事態!こんな時どうする!?
★雪にはまってトラックが動けなくなった
まずは周囲の安全確認をしてください。安全が確認できたら、ハザードランプを点灯し、前進と後進を繰り返しながら脱出できるか試してみてください。
脱出できなかった場合、トラックから降りて、タイヤの周りにある雪をスコップでかき出して、タイヤと雪の間に隙間ができたら、毛布や滑り止めの砂をまきます。ない場合は、フロアマットも活用できます。
★ホワイトアウトが発生した場合
ホワイトアウトとは、雪や雲などで視界のすべてが白一色になり、方向・高度・地形の起伏などが一切分からなくなってしまう現象です。こうなってしまったら、無理に進むのは危険です。目の前が崖かもしれないし、前方を走っている車に衝突する危険があります。まずは落ち着いて、ハザードランプを点灯し、スピードを落としてください。もし前方を走っている車が見える場合は、車間距離に気を付けながらゆっくり走行しましょう。そして路肩が見えたら、ハザードランプを点灯したまま、一時待機したほうが良いです。
いつ、どんな場面に出くわすか分からないので、豆知識として覚えておいてくださいね!!
~ ~ ~ まとめ ~ ~ ~
トラックの雪道対策は、スタッドレスタイヤへ交換すること、タイヤチェーンを装着することなどがあります。さきほどもお伝えしたように、タイヤチェーンは金属製のものをおすすめします。
またいつも以上に余裕をもった動作で、周囲に注意しながらの運転を心掛けてください。特に下り坂の雪道は車間距離を長めにとって走行しましょうね!
事故が起こってしまってからでは遅いのです。シーズン中は、このブログのことを思い出しながら、安全運転を心がけてくださいね(*^-^*)♪♪
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