- 投稿日:2024年07月10日 10時50分
Lゲートダンプの特殊な構造や使い用途を紹介しています!
大型(10t)、中型(4t)、小型(2t)のダンプトラックに分けられます!
主に使用されている土砂ダンプと違うところはリアゲートです。
通常の土砂ダンプですとリアゲートは上側が固定されていて、下側が開くようになっていますが、Lゲートダンプが下側が固定されていて、上側が開くようになっています。
この造りによって、大きな岩の塊りなどでも簡単に滑り降ろすことができます。
近年、Lゲートダンプでは土砂の他に、コンクリート・アスファルト・石炭がらを運搬したりもします。
中には自動シート(コボレーン)が付いているものもあり、走行中に土砂がこぼれ落ちないよう抑えながら走ります!Lゲートダンプは大きな物を運ぶ場合は必要になってくる形状になります!
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Contents
■Lゲートダンプはどんなトラック?
Lゲートダンプでは、主に土砂・コンクリート・アスファルト・石炭がらなどを運搬します。荷台を傾けて、土砂や産業廃棄物を一度に下ろすための機械装置が備わっています。ダンプ(dump)という英語は「荷物などをどっと下ろす」という意味があり、トラックから土砂を下ろす様子がこれに思えることからダンプトラックと呼ばれるようになった。もっともポピュラーなタイプで一般公道での走行性能を保つように考えられ、架装されている。通称、土砂ダンプとして呼ばれています。
Lゲートダンプは通常の土砂ダンプよりも大きな物を運ぶ際に適しているトラックです。よく見るダンプは土砂ダンプという物でリアゲートの上側が固定されていて、下側が開くようになっています。ですが、このLゲートダンプは大きい物を運ぶように作られているので、Lゲートダンプの下側が固定されていて、上側が開くようになっています。床面とリアゲートがフラットになる構造のおかげで、土砂の他に、コンクリート・アスファルト・石炭がらをリアゲートにつっかえることなく、スムーズに降ろすことができるのです。
■リアゲートについて
◆新明和
≪ 小型(2t、3t) 高効率なゲート機構を! ≫
荷台に載せている荷物が落ち始める前の約15℃で、リアゲートが開きます。ダンプの角度は最大で約60℃まで傾きます!
≪ 中型(4t) 約10℃の傾斜でリアゲートが全開に! ≫
リアゲートは荷台に載せている荷物が落ち始める前の時点で全開になります。リンク機構の採用により、ダンプの角度が10℃でリアゲートが全開!
≪ 増トン(7t) ツインリンク機構の採用!! ≫
ツインリンク式によりパワフルなリアゲート開閉ができます。
≪ 大型(10t) エンジンのパワーを効率良く使う方式・構造を搭載! ≫
リアゲートをばね反力で常に押さえているため、ガタを吸収し保守点検作業を軽減してます。約14℃の傾斜でリアゲートは全開になり、よりスピーディーに荷物を降ろすことができます。
◆極東開発
当然ですが、走行中はダンプの角度は0℃になります。リアゲートがフラットになるのは、ダンプの角度が14℃になった時です。極東開発では53℃まで傾けることができます!デッキの骨組みはメインのフレームにクロスメンバーを貫通させた形で、衝撃に強い・耐久性があるというところが強みです。
◆小平産業
こちらのLゲートダンプの特徴は、リアゲートを全開にさせた状態でロックし、外側にもう1枚ゲートを取り付けることができます。通常のLゲートダンプだと上開きの仕様となりますが、ダブルゲートとしても使用することが可能です。これなら作業の幅を広げられますね。ちなみに最大53℃まで傾けることができます。
■自重計について
積載重量を測定するために、大型ダンプの荷台下には自重計が取り付けられています。これを使えば積載重量が確認できるようになっています。車輌総重量8t以上、または最大積載量5t以上の土砂ダンプ等(土砂禁ダンプは除く)の自重計は、1年に1回の定期点検を受けなければいけません。その点検時に①自動車検査証(最大積載量、表号番号の確認)、②前回検査の自重計技術基準適合証(前回検査時の状態確認)の書類が必要となってきます。お忘れなくお持ちください。そして場所によっては予約が必要になるところもあるので、そちらも注意してくださいね!
■自動シート(コボレーン)について
大型ダンプについていることが多いです。呼び方は様々で、自動シートと呼んだり、自動開閉シートと呼んだり、コボレーンと呼んだりします!コボレーンは中播自動車工業株式会社が製造している自動開閉シートのことです。ヨシノ自動車では、自動で動かすことができるものを「自動シート」と呼んでいて、自動では動かないものを「コボレーン」と呼んでたりします。何のために、この自動シート(コボレーン)があるのかというと、ダンプの荷台に積んだ土砂やその他の物が零れ落ちないようにするためです。ダンプボデーの両側アオリの上に取り付けてあり、これがあるおかげでダンプが土砂を落とすことなく走行できてるのです!
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■ダンプの表示番号について
大型ダンプを使用し土砂等を運搬する場合、[土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別借置法]に基づき、国土交通大臣へ使用する旨を提出し、表示番号の指定を受けることになっています。対象になる車輌は土砂等を運搬する大型自動車(最大積載量が5,000kgまたは車輌総重量が8,000kgを超えるもの)です。公道を走行しない車輌・土砂禁ダンプ・商品自動車は届け出・表示番号指定の対象外です!表示番号は、ペンキ等で左横書きというのが決まっていて、文字、記号および数字は黒色とし、地は白色というのも決まっている。必ず荷台の両側側面および後面に見やすいように表示することになっている。ちなみに、文字の大きさや太さも決まっています!
【文字の高さ200mm、文字と数字の幅150mm、記号の幅200mm、文字と記号の太さ15mm、数字の太さ30mm】
■過積載に注意!!
まず過積載とは、決められている積載量以上の荷物を積み走ることで、道路交通法で違反になります。過積載はそのトラックだけが危険なだけでなく、道路や橋などが傷んでしまう場合があります。荷物が重くなることで騒音や振動で道路の周辺に住んでいる住民に迷惑がかかっているそうです。また、積み荷が不安定になり走行中に荷台から物が落ちて事故を引き起こす原因にもなります。この過積載の事故が多発しており大きな問題になっています。過積載が発生してしまう理由としては、できるだけ少ない台数で多くの荷物を運んで利益を出そうとするために過積載で走らせる会社が出てし待っています。もう一つのパターンもあり、運送を頼む側がトラックを追加し、運賃が上がることを避けて、無理に1台に荷物を載せた結果、過積載の車が発生してしまいます。近年、過積載による事故が増えてきているということで、高速道路では抜き打ちで検問をしたりしています。もし、その検問引っかかってしまうと罰則を受けることになりますが、重大事故が起こらないようにと年々厳しくなってきています。違反で捕まってしまった場合、誰が罰則を受けるかですが….
運転していたドライバーは、過積載を知ろうが知らまいがアウトです!知らなかった場合はそれはそれで問題ですが、その場にいるわけですし、罰則を受けるのは当たり前です。ドライバーに対しての罰則は、違反点数分の減点と罰則金の支払いが主になります。
次に、ドライバーに対して過積載を指示した運送会社の従業員も責任を負うことになります。運行会社の法令違反には「過積載」も含まれており、こういった指示を出したことが判明した場合は、運行管理者の証明書を返納するよう命令されます。最近は、運送を頼む側が過積載と知りながら、荷物を引き渡すことがあるため荷主にも責任が問われるようになってきています。再度、違反する可能性があると判断された場合、管轄地域の警察署長から再発防止の命令が下されることがあります。また懲役・罰金になることもあるので、過積載は絶対にやめましょう!!
◆過積載の割合が5割未満 ≪中型(4t)・大型(10t)トラック≫
・2点減点(酒気帯びの場合14点減点)
・3万円の反則金
◆過積載の割合が5割以上10割未満 ≪中型(4t)・大型(10t)トラック≫
・3点減点(酒気帯びの場合15点減点)
・4万円の反則金
◆過積載の割合が10割以上 ≪中型(4t)・大型(10t)トラック≫
・6点減点(酒気帯びの場合16点減点)
・反則金はなし(罰金のみ)
・罰則は6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金
(※車輌使用停止処分や事業停止処分などのさまざまな罰則を受ける場合もあります。)
■ダンプの荷台寸法の目安
≪ 小型/2tダンプ ≫ 荷台寸法:約3,000×1,600×310mm
≪ 中型/4tダンプ ≫ 荷台寸法:約3,400×2,050×350mm
≪ 大型/10tダンプ ≫ 荷台寸法:約5,100~5,300×2,200~2,300×500mm
■ダンプをちょっとだけ使いたい!
今、お使いのトラックが故障してしまい、修理をしている間にどうしてもダンプが必要な仕事が入った!ということありませんか?
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川崎営業所 044-322-2711
東京町田営業所 042-795-5556
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