- 投稿日:2024年09月06日 10時45分
パッカー車は、家庭から出たゴミを集めて焼却場まで運んでくれる、とても身近なトラックです!
トラック業界では、「パッカー車」や「塵芥車」と呼ばれることが多いのですが、一般的には、「ゴミ収集車」「清掃車」と呼ばれていることが多く、同じパッカー車でも様々な呼び方があります。
また、外観の見た目は同じでも、使用用途により「プレス式」と「巻込み式」で使い分けたりしています。
午前中に、町中のゴミを拾い集めているのを見ることが多いパッカー車ですが、いったいあの中にはどれくらいのゴミが入るのか?どのように積み込まれて行っているのか?気になったことはありませんか?
この記事では、パッカー車の構造・仕組みや、種類などを紹介しちゃいます!最後まで読んでみてくださいね~♪(*´з`)
Contents
パッカー車とは?
住宅地の細い路地まで入って、家庭から出るゴミを集めたりするので、小型車(2t車)が使用されることが多いのですが、事業所などへゴミを集めに行く場合は、中型車(4t車)の大容量パッカー車が使われる場合もあります。
実際、中に入れられるごみの量ですが、小型(2t車)で1トン~1.4トンほど運べるそうです。
巻込み式のパッカー車の場合、回転板がゴミをかきこんで積み込むので、ごみの飛散を防ぎ、ゴミを荷室の奥まで押し込んで積むことができます。
また、プレス式の場合ですが、とても強力なものになっており、普通の家具などは簡単に押しつぶせるようなパワーを持っています!(大型の冷蔵庫やタンスなどなど)
そのため作業員が、誤って巻込まれてしまう事故も発生しているので安全第一で作業をしなければいけません。
ゴミを分別する地域では、回収する日程が曜日によって定められていますが、生ゴミを含むゴミを回収する際に出る水分は、かなりの悪臭がするため垂れ流さないように汚水タンクが取り付けられています。
これは、初耳だったんですが、悪臭を甘い香りに変えるゴミ収集車用の消臭剤も売られてるそうです。業界では有名なんですかね(;´・ω・)??フルーティーに香るって書いてありましたけど!!!!
プレス式(圧縮板式)について
プレス式のパッカー車は名前の通り、ゴミをプレス(圧縮)して荷箱に押し込んでいくタイプです。その威力はかなり強力で、手前と奥の2段階でゴミをプレスすることができます。
まず入口付近で、プレスプレートにてゴミを細かく砕き、次に押し込み板を使ってゴミを奥へ押し込んでいきます。
入り口付近でゴミを砕いてから、奥へ押し込んでいくため、小さい家庭ゴミから粗大ゴミまで収集できちゃいます!
先ほどお伝えしたように、かなりのプレスパワーを持っているんですが、冷蔵庫・テーブル・自転車なども圧縮できる力を持っているそうで・・・。
過去には、作業員の方が巻込まれて押しつぶされてしまう事故が起こったりもしているので、作業する際はみんなで十分に確認し合い、安全第一で作業するようにしてください。
巻込み式(回転板式)について
回転板式は、入口付近に置いたゴミを回転板が箱内へかき込み、そのあと押込み板がゴミをキャッチして奥に押し込んでいくというタイプです。
プレス式よりは圧縮力が弱く、プレスして箱内に積んでいくというよりは、ゴミを奥へ積み込んでいくイメージで、圧縮力が弱い分、積み込めるゴミの量は少なめです。
粗大ゴミの収集には向いていませんが、家庭などからでる小さなゴミであれば収集可能です◎!
小枝、木くずなどの収集に最適なので、造園をしている会社から引っ張りだこだとか♪
ロータリー式(荷箱回転式)について
街で見かけることが少ないのですが、形は円柱型ドラムのようなものが荷台に載っています。ロータリー式はドラムの中が回転していて、ゴミを奥へ積み込んでいきます。
このタイプのメリットは、常にドラムが回転しているため、連続でゴミを投入することができるところです。プレス式や巻込み式などのように、汚水が飛び散らないことや、シンプルな造りになっているので掃除がしやすいことから、作業員からは人気を集めているようです!
ですが、他の種類と比べて圧縮するパワーが弱いため、積めるゴミの量が少ないため、効率が悪いということから、あまり見かけなくなってしまったみたいです(>_<)
積んだゴミはどうやって排出するの?
様々は方法でパッカー車にゴミを押込み、積み込んだあとですが、どうやって出すのでしょうか?方法は2つあるので、下記より紹介していきます♪
★押し出し式
排出版を使って、荷箱の奥からゴミを外へ押し出します!荷箱にゴミを残さず排出できます!
★ダンプ式
荷箱をダンプトラックの様にダンプアップさせて、ゴミを一気に排出します。細かいゴミが残りやすいのですが、巻込み式のような小さいゴミを集めるタイプなら問題なさそうですね★
パッカー車は8ナンバー?特殊用途自動車について
パッカー車は8ナンバー(特殊用途自動車)に当てはまります!
トラック業界で働いていると、ドライバーの仲間やお客様などから、8ナンバーは税金が安くなるらしいよ!って話、1度は耳にしたことがあるんではないでしょうか?誰でも、維持費が少しでも安くなるなら節約したい!!と考えると思います。そこで8ナンバーとはどんなものか説明していきます。
★8ナンバーとは?
どの自動車にもナンバープレートが付いていると思うのですが、地域名の右側に書かれている初めの数字は、自動車の大きさや用途を表しています。
特種用途自動車に分類される車には800~899までの数字が使われ、このナンバーのことを通称8ナンバーと言います。
1.緊急車両、2.法令特定事業で使用する自動車、3.その他の特種な目的で使用する自動車の3つがあり、すべての形状で78あります。
★8ナンバーについての注意点
(8ナンバーを取得するための条件)
・特殊設備が運転席以外にあり、その面積が1㎡以上(軽自動車は0.6㎡以上)
・特殊設備の面積が運転席を除く合計床面積の2分の1を超えること
・積載スペースと乗車スペースの間に適当な隔壁または保護仕切りがあること
※最大積載量500Kg以下の場合は、座席の背当てでOK!
★必要書類一覧
・車検証
・自動車検査表
・点検整備記録簿
・自賠責保険証書
・認印(手続き代行の場合は委任状)
・申請書(2号様式)
・手数料納付書(審査料として1,700円、車検証交付料として400円の合計2,100円
・自動車重量納付書
・自動車税納税証明書
※上記書類を揃えて、自動車検査登録事務所か運輸支局に自動車と持ち込んで構造等変更検査を受けます。
現在、日常で使用する車(特殊車両以外)に8ナンバーを付けることはほとんどなくなっています。
8ナンバーにすると、自動車税や車輌税が少し安くなるかもしれませんが、民間の任意保険は8ナンバーの方が高いこともあるし、8ナンバーを取得するために改造すると費用がかかるので、それも含めて考えると、日常使う車を改造してまで、8ナンバーに変更するメリットはないのかなと思います!
パッカー車の種類
回転板式車(巻込み式)
・テールゲートの底にある回転する板でゴミをかき上げて、上部にある押込み板で荷台の奥へと押し込みます。排出する際は、ダンプトラックのように荷台を持ち上げてゴミを出します。
・プレス式のパッカー車と違って、飛び散ることが少ないので、生ゴミ・缶・瓶の回収に向いています。
圧縮板式車(プレス式)
・テールゲートにゴミを圧縮できる板があり、そこでゴミを圧縮してから荷台の奥に押し込んでいきます!車によっては、ゴミ逆流装置(センターパネル)を装備するものもあります。このタイプは、ダンプのように荷台を持ち上げてゴミを排出するタイプよりも、箱の奥から排出板で押し出してゴミを排出するタイプのが多いです。冷蔵庫や自転車を潰す力を持っているとか・・・!
荷箱回転式車(ロータリー式)
・荷台に円形のドラムを載せていて、そのドラムを回転させてゴミを巻き込み、圧縮して押し込んでいくタイプのゴミ収集車です。汚水の飛び散りがないなどのメリットがあるのですが、積めるゴミの量が巻込み式・プレス式より少ないことから、現在、あまり見かけることがなくなってしまいました。
分別が厳しくなってる地域が増えてきてますが、現代では新しいものが増えている分、ゴミもどんどん増えてきているので、たくさん積み込めるパッカー車が人気をあるめているようです。
メーカーの紹介
・極東開発工業 プレス式:プレスパック 回転板式:パックマン
・新明和工業 プレス式:G-PX・タウンパック 回転板式:G-RX・ルートパッカー
・モリタエコノス プレス式:プレスマスター 回転板式:パックマスター
中古トラックの在庫はこちらから ↓
■主に使われている車種メーカー
小型トラック
・いすゞ エルフ
・日野 デュトロ
・三菱 キャンター
・UD ガゼット
・日産 アトラス
・マツダ タイタン
中型トラック
・いすゞ フォワード
・日野 レンジャー
・三菱 ファイター
・UD コンドル
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