- 投稿日:2025年10月24日 9時30分
トラックの乗り心地や荷物の安全輸送に欠かせないのが「サスペンション」です。
この記事では、エアサス(エアサスペンション)とリーフサス(リーフスプリングサスペンション)の仕組みやメリット・デメリット、そして選び方のポイントまでをわかりやすく紹介します。

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Contents
サスペンションとは?

サスペンションは、車体とタイヤの間に取り付けられた衝撃吸収装置です。
道路の凹凸やカーブでの車体の傾きを吸収し、車体を水平に保ちます。
特にトラックの場合は、
- ドライバーの疲労軽減
- 積み荷への衝撃緩和
- 走行時の安定性向上
などに大きく貢献しています。
リーフサスペンション(リーフサス)とは

リーフサスは、鋼製の板バネを重ねてアーチ状にした構造を持つサスペンションです。
昔からある仕組みで、馬車の時代から改良を重ねて現代トラックにも広く採用されています。
リーフサスの特徴
- 構造がシンプルで耐久性が高い
- 製造・整備コストが安い
- 重い荷物を積んでも安定して支えられる
メリット
- 低コストで頑丈
- 重積載に強い
- 長距離輸送でも安定した走行が可能
デメリット
- 錆びやすく金属疲労を起こしやすい
- 軽積載時は乗り心地が固くなる
- 定期的な点検やグリスアップが必要
エアサスペンション(エアサス)とは

エアサスは、ゴム製のエアバッグに高圧の空気を充填し、空気圧で車体を支えるタイプのサスペンションです。
空気圧を調整することで、車高を上げ下げできるのが最大の特徴です。
精密機器、食品、家具など、衝撃を避けたい荷物を運ぶトラックに最適です。
観光バスなど、安定性や乗り心地が重視される車両でも多く採用されています。

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エアサスの使い方
- キーを「ON」または「ACC」にします
- 必ずサイドブレーキを引く
- エアサスリモコンの電源ボタンを押す
- ランプが点灯したら車高調整が可能
- 上下ボタンで車高を上げ下げ
- 元の高さに戻すときは赤ボタンでリセット
詳しく解説
①キーを「ON」または「ACC」にします
※「ACC」で操作できる車種もあれば、「ON」じゃないと操作できない車種があります。
②必ずサイドブレーキを引く
エアサスを使うときは、必ずサイドブレーキを引いて下さい。サイドブレーキをせずにエアサスを動かすことはとても危険です。エアサスのリモコンの近くには「サイドブレーキをしてから操作してください。」と注意書きがあると思います。メーカーによっては、サイドブレーキを引かないと、エアサスを操作できないこともあるそうです。それくらい重要度が高いです!
③エアサスリモコンの電源ボタンを押す

※エアサスのリモコンです。
↓

※赤丸の箇所が電源ボタンです。
④ランプが点灯したら車高調整が可能

※緑に点灯したら準備完了です。
⑤上下ボタンで車高を上げ下げ

※昇降ボタンで車高を上げたり、下げたりできます。
⑥元の高さに戻すときは赤ボタンでリセット

※元の車高に戻したいときは、上下調整のランプを点灯させた状態で、赤丸のボタンを押してください。自動で元の高さに戻すことができます。
補足情報:便利機能:高さ記憶(メモリー)

荷下ろしホームが毎回同じ高さなら、「M1ボタン」+「STOPボタン」を長押しすることで高さを記録できます。
エアサスのメリット
- 積載量に関係なく安定した乗り心地
- 車高調整が可能で作業効率アップ
- 精密機器などの振動に弱い荷物にも安心
エアサスのデメリット
- コストが高い(製造・整備費)
- 定期的なメンテナンスが必要(エア漏れ点検やコンプレッサー交換など)
リーフサスとエアサス、どちらを選ぶべき?
| 比較項目 | リーフサス | エアサス |
| 構造 | 鋼板バネ | 空気式クッション |
| コスト | 安価 | 高価 |
| 乗り心地 | 硬め | 柔らかい |
| 積載 | 重い荷物向き | 精密機械など |
| メンテナンス | 簡単 | 定期点検が必要 |
| 車高調整 | 不可 | 可能 |
選び方の目安
- コスト重視・重積載 → リーフサス
- 乗り心地重視・精密機器や高付加価値輸送 → エアサス
まとめ
リースサスかエアサスのどちらを購入するか迷った場合は、使用用途や予算次第です。
リーフサスもエアサスも、それぞれ特徴がありますが、道路からの衝撃を吸収してくれる機能はどちらも付いています。
- サスペンションは「乗り心地」と「荷物保護」を支える重要パーツ
- リーフサス=コスト重視・重積載向け
- エアサス=快適性・精密輸送向け
- 用途とコストバランスで選ぶのがベスト




