- 投稿日:2020年11月26日 9時28分
【毎日価値が減っていく】
当たり前のことですが、トラックの資産価値は変動します。
この場合の資産価値とは、
購入してから買取してもらうまでのことで、
トラック屋さんの買取価格のことを言います。
この買取価格は、
新車で購入した価格より高くなることはほとんどありません。
なぜなら、新車の価格はある程度決まっていて、
品薄なトラックがある場合には、
メーカーが増産をかけて供給しているからです。
また、運送にかかる費用もある程度決まっているので、
高すぎる新車も販売されません。
ということは、トラックは目減りする資産といえます。
毎日運送事業に従事しながら、価値を減らしていくのです。
【不動産と比較してみると】
「トラックは商業用不動産のようだ」と言われます。
つまり、貸事務所やビルのようなものということですが、
不動産は自分で動くことはないので、人通りや便利さが価値になり、
買ったときよりも、高く売れることがあります。
トラックはその点、新車より高いことはめったにありません。
そして、不動産やビルよりも短い期間で寿命を迎えます。
トラック自体の再販価値は日に日に落ちていきます。
運送会社や建設会社にとって、
トラックを早いサイクルで運用する
ということは、とても大切になります。
【目減りする割合が変化する】
トラック資産は、毎月同じ割合で
価値が目減りするわけではありません。
トラックの走行距離や経年、海外輸出などによって、
目減りする割合が変わってきます。
そして、ある時点を境に、急に目減りする割合が増えます。
中古トラックとしての人気が落ちてしまうのです。
そのまま持っていても、価値が落ち続けてしまうので、
再販価格が高い時期に、
トラックを入れ替えるとコストが削減できます。