- 投稿日:2020年07月02日 9時24分
トラックは購入するものだとずっと考えられてきました。
なぜ購入が当たり前なのかというと、
1:荷物の上げ下ろしや、走行中の飛び石など、ボディに傷がつくことが普通にある。
2:同じドライバーが乗るので、居住空間としてのトラックを求められていた。
3:長く使うのであれば、購入の方が安い。
これらの理由が挙げられます。
運送業が本格的にビジネスを始めてから、およそ70年。
今では、日本中をくまなく輸送網が張り巡らされています。
運送会社の成長過程を見ると、3つの理由以外に購入のメリットがあるというのに気づきます。
【減価償却とトラック融資】
日本の法律では、3~7年でトラックの帳簿上の価値が1円になります。
その一方、トラックは中古車でも高額で取引できます。
帳簿と、実際の取引の金額のズレは、利益の繰り延べとして再投資ができます。
日本のトラックが良い商品のため、法律の想定を軽く超えてしまったと言えるかもしれません。
もう一つ、輸送ビジネスは金融機関にとって融資しやすい事業です。
ドライバーと荷主がいれば、売上がたちます。
あとはトラックさえあれば、売り上げも人件費もめどが立つので、融資しやすいという背景があります。
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【これまでとこれからのトラック購入】
輸送網の発展と共に、拡大してきたトラック需要は、
金融機関の支援と再投資によって、大きな会社を生んできました。
これも、丈夫な日本のトラックを購入し続けたからこそです。
自動運転やEVトラックが普及することによって、どのように変わっていくのでしょうか。
ただ一つ言えるのは、インターネットが普及しても、物流はなくならないということだけ。
「トラックは購入するもの。」
これからは、そう断言できなくなるのかもしれません。