- 投稿日:2021年05月06日 15時08分
【カーレースを見て考える】
先日、富士スピードウェイで行われた
SUPER GT のレース観戦に行きました。
乗用車のスピードを競うレースなのですが、
爆音とともに走る車を見ていると、
体中からアドレナリンがでてきます。
いかに効率よく、いかに速く走るのか、
機械と人間の協力がなくてはレースには勝てません。
エンジンの性能から、空力の計算、
ドライバーのテクニック、
現場のコミュニケーション、ピットクルーの動き。
様々なものが一体となって、
レースの優勝を目指します。
観客は、それを様々な角度から見て、
想像を働かせて楽しみます。
このレース一つとっても、
あらゆる人がそれぞれで時間と
知恵や労力を使っているのだと、
自動車業界の裾野の広さを感じます。
【消費を支える物流】
SUPER GTを見ていると、
物流の裾野の広さも想起できます。
運送業はエッセンシャルワークと言われ、
生活になくてはならない仕事です。
普段は気づかないのですが、
私達の生活と密接に関わりがあるのがわかります。
物流と一言で言っても、
商品を作るにしても、原材料を輸送しないとできません。
ようやく出来上がった商品を、
流通倉庫やお店まで運ばなくてはなりません。
買われていく商品を、
目的地まで輸送するのも物流です。
さらに、廃棄するときも物流ネットワークを使います。
その輸送一つ一つに、
様々な人が関わり、
その知恵と工夫で私達の消費を支えているのです。
【電気トラックへの移行】
最近でこそ、
トラックの排ガスや燃費、化石燃料の問題が
クローズアップされていて、
トラックも電気で走るようになる日も近いでしょう。
輸送に関わるトラックが
電気トラックとなる可能性が高いのです。
トラックに関わる私達も、
ここまで生活に組み込まれた物流ネットワークを、
なくすわけには行きません。
化石燃料から電気への輸送機械の移行を
上手にやっていくことが使命となっています。
物流に関わる運送会社やドライバーの方と一緒に、
みなさんが市民生活を安心して送れるように、
知恵を振り絞って、
物流ネットワークを維持、
発展させる必要があると考えています。
私達が推奨している、
トラック入れ替えの大きな目的はそこにあります。
新しい輸送機器を採用するために、
トラック運用の方法を早めて準備する。
私達トラック屋さんには、
そんな手助けもできると考えています。