- 投稿日:2021年06月10日 13時13分
【伸びる輸送会社とは】
運送業界は安定していると言われます。
物資が足りない時期は、
商品のないところへ物資を輸送するという
仕事がたくさんありました。
今のように物資が行き渡った時期においても、
あらゆる情報が駆け巡り、
細かなニーズが大量にあります。
ただ、ずっと同じものを輸送していては、
単価も下がり、ジリ貧になっていきます。
その一方で、
世の中のニーズを先取りした運送会社は、
とても伸びていっています。
例えば、
外国からの輸入が多くなることを見越して、
コンテナ輸送に注力した会社。
例えば、
コールドチェーンが発達することを察知して、
冷凍車を揃えた会社。
例えば、
タワーマンション建設ラッシュを予想して、
建設資材専門の輸送を請け負う会社。
時代とともに、伸びていく業界は変わっていき、
それを取り込む運送会社が成長します。
もちろん、輸送にかかわる会社は、
どこでもその仕事を狙っています。
伸びる会社と伸びない会社を分けるポイントは、
その仕事に関われるかどうかにかかっているからです。
【伸びている仕事に関わる】
では、とても強い営業がいれば、
新しい仕事に関われるのでしょうか。
それは、半分正解、半分不正解です。
仕事はあっても、輸送するトラックがなければ
トラックを持っている会社が
その仕事を請け負うことになります。
つまり、
盛り上がっている仕事をしたいと思っていても、
手元にそのトラックがなかったり、
トラックが市場にもないことが多いのです。
みんな欲しがるトラックは、
中古でも、高値で買われていきます。
新車を発注しようと思っても、
架装ラインが予約で一杯のため、
納車まで何ヶ月も待つことになります。
そうこうするうちに、
時間は経ち、目の前の美味しい仕事が
流れていってしまうのです。
【調達という仕事】
そこで、私達トラック屋さんの登場です。
新しい輸送の流れに乗るために、
目の前のチャンスを逃さないために、
中古トラックのネットワークを駆使して、
トラック調達をしてきます。
お客様の代わりに、
トラックの先行発注をしていきます。
必要なときに、必要なトラックを
融通するのは、トラック屋さんの大きな役割です。
輸送する会社にとって、
営業を強くするのは、とても重要ですが、
その仕事を請け負えるだけの、
トラック調達というのも大事なことになります。