- 投稿日:2021年06月24日 14時12分
【ピカピカのトラック】
日本で走っているトラックを見ると
ピカピカのトラックが多いです。
それは、トラックを使う事業者の方が
大切に乗っていらっしゃるのです。
道路がきちんと舗装されているというのもあり、
土ぼこりで汚れるということも
あまりありません。
もちろん、ダンプトラックなど
工事現場で使うトラックなどは、
ホコリにまみれるのですが。
そのような工事現場のトラックでさえ、
普段はきれいに乗られています。
きれいに使われているトラックは
中古市場でも人気が高く、
高値で取引される傾向があります。
【海外で人気の中古トラック】
なぜ高値を維持できるかというと、
もともと日本のメーカーは、
壊れにくい頑丈なトラックを作っていて、
その信用が担保にあります。
壊れにくいのが前提で、
きれいなトラックとなると、
中古でも喜んで取引されます。
さらに、そんなトラックは
海外でとても人気が高いのです。
日本で使われた頑丈なトラックは、
海外へ輸出され、一生を終えていきます。
新車に乗り換えられた中古トラックは、
日本で再利用され、最後は海外に出ます。
そんな中古のトラック流通が成り立っています。
しかし、
最近は外国の国々で、
自国の産業保護や環境保護のために、
中古トラックの輸入を制限しているところが
多く見受けられます。
それでもなお、
人気のあるのに変わりはありません。
【中古トラックの未来】
これから、
中古トラックの流通において、
問題となるのは、電気トラックへの移行や
輸出が閉ざされた際の、
トラックの行き場なのかなと思います。
果たして、
頑丈で壊れにくいことが特長の
日本のトラックは、動力が電気に変わると、
壊れにくいメリットを継続できるのでしょうか。
輸出が止まると、
新車の供給が減るのか、
古いトラックの価値が下がるのか。
トラックの日本での寿命は
延びるのか縮まるのか。
町中をピカピカのトラックが走るのか、
古いトラックが走るのか。
今、トラック業界はその過渡期にいます。
【レンタカー】アームロール