- 投稿日:2021年07月21日 11時38分
【トラック価格のデータ化】
ヨシノ自動車は新車や新古車を販売します。
中古で仕入れて、
中古で販売することもします。
そして、そのトラックを輸出し、
遠くウガンダで販売もしています。
10年以上かけて、
売買データを確認しているのですが、
その価格に関しては面白いことが
わかってきました。
景気や、需要と供給によって、
値段は大きく変わるように見えますが、
実は、最低価格らしきものがあって、
下値はあまり変わらないのです。
つまり、どんなにトラックが溢れていても、
ある程度は決まった金額で取引されるのです。
(もちろん故障車や事故車は除きます)
【価格安定の理由】
これには理由が3つあります。
1つ目、
消耗品としてのトラックは毎日動くので、
ある一定の入れ替え需要が発生します。
主に女性が使うストッキングのように、
需要がなくならないのです。
日本のどこかで、
トラックを必要としている人がかならずいます。
2つ目、
新しくトラックを発注しても、
すぐ手元には届かないということです。
運送の仕事は明日からなのに、
今日発注しても新車の納車はまだまだ先です。
すぐに稼働できるトラックは、
とても高く取引されます。
3つ目、
トラックの値段が下がってくると、
輸出勢が飛びついてきます。
海外ではとても人気があるので、
輸出先で高値で取引されます。
↓ トラック整備ブログ ヨシノ自動車≪ “運行前点検”について ≫
【需要はなくならない】
トラックは
消耗品なので値段は落ちていきますが、
今すぐ欲しいというニーズに下支えされ、
修理されながら、
再販されて価格維持されるのです。
中古トラックは相場の上下が大きく、
とても扱いにくいように思いますが、
数年単位で見ると、
取引価格は安定しているように見えます。
少なくとも
トラックの新車供給にかたよりがあっても、
需要は安定している市場というのは、
わかっていただけると思います。