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ボルボ トラック

トラック屋さんでコスト削減

 

【金融機関のトラックコスト】

前回のコラムは金融機関による

コストの固定化についてお伝えしました

・コストを削減=コストの固定化
・コストの固定化は金融機関がおこなってきた
・銀行は5年ローン
・リース会社は残価を設定
・支払い期間を延ばすことによってコストを減らす

以上のような内容となっています。
結局、トラックを購入する支払いを
運用コストとして認識されてきたのです。

 

 

【トラック屋さんのトラックコスト1】

トラック屋さんが考えるトラックコストとは。
それは購入金額を60ヶ月や84ヶ月で割った
支払金額ではありません。

トラックが今元気で働いているか。
あとどのくらいトラックが元気で働くか。
それがトラックコストを決める基準になります。

なぜそれがわかるかというと、過去のデータでわかります。
5年支払いや残価設定よりも長く安く使うことができますよと、
データが言っているのです。

金融機関の設定より長くトラックを使うことができれば、
その分トラックのコストは下がっていきます。
そしてトラック屋さんは、もし故障しても
トラックを修理することができます。
修理してしまえば、また寿命が延びる事も知っているのです。

 

 

【トラック屋さんのトラックコスト2】

トラックの寿命が長いことを知っている。
トラックの寿命を延ばす方法も持っている。
だからトラック屋さんは、トラックコストを安くすることができる。

そして、もう一つ重要なことがあります。

それは、トラックの値段を知っているということです。
金融機関はトラックの値段を知りません。
5年間はお金を貸しても大丈夫だと見積もって、
銀行はお金を融通します。
5年間は使っても、残価の分は価値が残ると
見積もるのがリース会社です。
契約が終了する5年後には儲かるようにできているのです。
当たり前です。

もし、トラックの5年後の価格を金融機関が知っているなら、
もっともっと支払いが安くなるでしょう。

 

 

【トラック屋さんが担う役目】
これから、トラックのエンジンがモーターに代わるかもしれません。
輸送手段がドローンになるかもしれません。
ただ、輸送が大きく減ることはあまり考えられません。
新車トラックの価格が安くなることもないでしょう。
そうなると、輸送コストをどのように抑えて
いくのかが重要になっていくと考えます。

それを切り開いていくのは、トラック屋さんなのかなと考えています。