- 投稿日:2021年07月01日 16時45分
【安定のトラック業界】
ヨシノ自動車は中古トラック業界に身をおいて、
65年ほど経ちます。
トラックの黎明期から営業していると考えると、
そのまま戦後におけるトラックの歴史
と言えるかもしれません。
トラック業界自体の市場は
拡大期を経て、安定期に入っています。
国内新車の登録台数が、
39万台ほどで安定していることから、
運送需要が多いときも少ないときも、
ある一定の供給が行われています。
【新車はすぐ買えない】
新車のトラックは、
欲しいときにすぐに手にできません。
トラックは一台一台カスタマイズが必要で、
カスタムできる製造ラインに限りがあります。
トラックメーカーとカスタムメーカーの
ラインが同時に空いていることが
ほとんどないので、すぐには対応できません。
ほしいトラックを、今日購入契約して、
明日から乗り出すということはできません。
最近は、中古トラックの業者が「新古車」として
販売したり、メーカーが汎用性の高いものを、
パッケージして販売するようなものも
出てきています。
【中古トラックの意味合い】
そこで、中古トラックの登場です。
世の中の輸送需要は、大きく変化します。
例えば、
新型コロナによって、飲食店向けの配送が減り、
宅配の需要が急増しました。
輸出入よりも、生活必需品の輸送が増えました。
もちろん必要なトラックも変わります。
需要の大きな新車は納車に時間がかかります。
中古トラックで状態の良いものから、
売れていくようになるのです。
新車でまかないきれない輸送の需要を、
中古トラックが吸収し、稼働しているのです。
【これからの中古トラック】
これから、電気トラックや自動運転トラックが
あたり前のものとなってくる可能性があります。
今までの運送会社や、建築会社は、需要が減ると
トラックの入れ替えをしない傾向がありました。
必ず、需要が上がってくるので、
その時のために、
トラックを保有したままにするのです。
今回の大きな変革は、
トラック自体を替えていかないと、
時代に追いつけなくなりそうです。
買い替えの促進は、
トラック屋さんの仕事とも言えそうです。