- 投稿日:2021年07月29日 13時54分
【効率的なトラック運用】
「トラックは金融資産」とお伝えしています。
お伝えしている内容は、
トラック購入は設備投資資金でありながら、
換金性があり、
目減りする価格がある程度目星がつくことです。
そうなると、
トラックを買い換えるタイミングが
わかってくるので、
効率的なトラック運用が可能となってきます。
【生活環境を整える】
しかし、
トラックドライバーからすると、
「効率的=魅力的」とは限りません。
効率的に運用しようとすると、
無駄をすべて削ぎ落とし、
遊びのないトラックになってしまいます。
長い時間トラックの中で過ごすのですから、
運転機能しかない、
ガランとした箱の中で生活するのは、
苦行ともいえるでしょう。
福利厚生のしっかりした職場は魅力的ですが、
それと同じなのです。
大型トラックのドライバーなどは、
そこで睡眠をとることもあるため、
自分の生活場所としてカスタマイズすることを、
結構認めてもらえます。
一方で、短距離のドライバーは、
個人の好きなようには、なかなかできません。
しかし、
トラックドライバーは仕事の性質上、
多くの時間を運転席で過ごすのは変わりません。
ドライバーが気持ちよく働けるように、
トラックをカスタマイズするのは、
運送会社の経営者が考えなければならないことです。
【効率的な運用とは?】
そう考えていくと、
「効率的」というのは、
無駄を省くことだけではなく、
ドライバーの働く環境を整えることも、
含まれるとも思えます。
上手なトラック運用とは、
トラックを設備として考え、
入れ替えながら運用していくことだけではなく、
福利厚生を同時に実現していくことでも
あるのではないかと考えています。