- 投稿日:2021年09月09日 16時05分
【わかりにくいトラック資産】
運送会社にとって、
トラック資産を最大化する意味は
とてもわかりづらいことです。
早めにトラックを入れ替えるとしても、
それが得するのか、損するのかなんて
正解はわかりません。
目に見えてわかるのは、
新しいトラックがヤードに並んでいるだけです。
もし、
運送会社の経営者が会社を売ろうとするなら、
新しいトラックが揃っている会社の方が、
高く売れるでしょう。
しかし、
会社を売ろうとしている経営者が、
世の中にそんなに多いとは思えません。
わかりやすいメリットは、
銀行などの評価が高くなる可能性があります。
借入の金利や担保評価をしてもらえるかもしれません。
ただ、銀行にきちんと伝えないと、
数字だけ見ていても、わかってもらえません。
【使える資金の最大化】
運送会社の経営者にとって
トラック資産最大化の一番のメリットは、
「使える資金を最大化しておく」
ということになります。
トラックは償却期間を終えると、
トラック本体が含み益となって稼働します。
素晴らしい消費資産です。
問題は、
その含み益が毎日目減りしてしまうことと、
故障などのため、償却期間後、
比較的早く入れ替えしなければならないことです。
経営者が期待するほど、
長い期間利益を出してくれません。
時間が経つほど含み益が減ってしまうのなら、
損益分岐点で現金化すると、
手元の現金が一番増えることになります。
つまり、
「使える資金を最大化しておく」
ということにほかなりません。
トラックは経年劣化するので、
トラックの含み資産も、
時間とともに減っていきます。
含み資産として保持するよりも、
一旦現金化をして乗り換えたほうが、
手元に現金が増えることになります。
私達はこれをお伝えしているのです。