- 投稿日:2021年03月25日 9時20分
【1】アームロール・フックロールの働き方
アームロール、フックロールは共に商品名です。
荷台を自分で脱着することが可能なトラックを指します。
脱着可能なコンテナごと、
積載物を揚げ降ろしして運ぶことが可能です。
コンテナの種類を変えることで
トラックの用途を変更することができ、
万能なトラックといえます。
建築現場などで出る産業廃棄物などを
コンテナに入れておいて、
空のコンテナと入れ替え輸送する、
という使い方をされます。
【2】アームロール・フックロールの経年劣化
アームロール・フックロールは、
様々なものを運ぶことが可能なため、
使い方によって大きく再販価格が変わってきます。
軽いものを運ぶ車両や、
距離を踏まない車両は高く評価されますが、
その逆にヘビーな使い方をされると、
再販価格は一気に落ちていきます。
傾向としては、新車を買うと再販価値は半分くらいになり、
その後は経年とともに劣化していきます。
【3】走行距離と再販価値
アームロール・フックロールの再販価格は、
エンジンに問題がなければ、走行距離と相関します。
まず、新車を買った直後に、
半分くらいの価値になってしまいます。
ただ、そこからの再販価格の目減りは一定で、
小型で25万キロ、中型で40万キロ、
大型で80万キロまでは価格も安定しています。
その後はトラックにしては珍しく、
それ以上走行距離が伸びると、
価格がゼロに近づいていきます。
【4】おすすめ使用法とそのリスク
おすすめの使用法は、
高年式の中古車を仕入れることができれば、
小型25万キロ、中型40万キロ、大型80万キロになる前に
入れ替える、という方法が一番効率的です。
しかし、高年式で故障のないトラックは
市場に出てきません。
新車を購入するにしても重いものを常時載せたり、
荒れ地を走ったりするのならば、
最後まで使っていくというのが最終的には効率的といえます。
故障もなく順調に走る車の場合でも、
小型25万キロ、中型40万キロ、大型80万キロに到達する前に、
入替をするのがお得になります。