- 投稿日:2021年04月01日 10時19分
ここでは、シングルトラクタについてお伝えします。
【1】トラクタヘッドの働き方
トラクタヘッドは、トレーラーをけん引して荷物を運びます。
トレーラの種類に合わせて、長いものや大きなもの、
コンテナをそのまま運んだりできます。
大きな重機を運ぶのにもつかわれます。
けん引の免許が必要であったり、
けん引できるトレーラが決まっていたりするので、
登録や車検時には、ちょっと複雑な手続きが必要になります。
貨物の積み下ろし港に行くと、
よく見られるトラックになります。
(ここでは、シングルヘッドと言われるトラクタについてお伝えします)
【2】トラクタヘッドの経年劣化
トラクタヘッドは、
けん引できるトレーラが決まっています。
例えば輸出入用の海上コンテナは、
中に入っているものが確認されています。
ということは、
トラクタヘッドにかかる負荷も決まっています。
エンジン・シャシー共に
丈夫に作られているトラクタヘッドは、
道路状況が安定している日本においては、
将来価値が見極めやすいトラックと言えます。
トラックとしては壊れなければ、
10年間ほどゆっくり価値が落ちていきます。
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【3】走行距離と再販価値
シングルトラクタは、
新車購入時に4割ほど価値が毀損します。
他のトラックに比べて、中古車の価値が落ちるのが特色です。
そして、走行距離的には40万キロを境に、
ゆっくり価値が落ちていきます。
そのまま、80万キロ、100万キロを走る
シングルトラクタもありますが、
メンテナンスの費用もかかってくるので、
そのバランスで買い替え時になりそうです。
【4】おすすめ使用法とそのリスク
新車価格から考えると、
残存価値は低いのがトラクタヘッドです。
メンテナンスが良いと長く使えますし、
負荷をかけ過ぎるとすぐに壊れてしまいます。
そして、トレーラと対をなして
安定的に大きく稼げるのも特色です。
新車から乗るのであれば、
4年ほどで入れ替えをしていくのが、
お得なトラック運用になります。
長期で使うのであれば、
メンテナンス費用と稼働収入の
両にらみで入れ替えがお得になります。
中古車を購入するのであれば、
どのような使われ方をしたのか、
信頼できるトラック屋さんに聞かないと
以後のメンテナンス費用にかかわってきます。
中古車取引の相場においては価格の上下幅が小さく、
高すぎるもの、安すぎるものに関しては、
なぜそうなのか必ず聞いて、
納得して購入するようにしてください。